少しだけJRFU(日本ラグビーフットボール協会)を擁護する
いやぁ、我々日本のラグビーファンは贅沢になったなぁ、と思う。
なんせ今まで歯が立たなかったはずのスコットランドに2戦惜敗して、「ホームで勝てないとはどういうことだ!」という声が上がったり、
サンウルブズに関しても…サンウルブズはあまり批判的なものは見ないか。ただ先日秩父宮で見たワラターズ戦のあとは観客からぼやきや嘆きや批判が渦巻いたけど。
私のような甘口評論家は「いやぁ、日本代表やサンウルブズは頑張ってるなぁ」という印象がほとんどなんだが、「そんな甘いことでどうする!」との声も飛んでくる。でも選手を始め関係者がそう思ってれば、ファンは甘い考えでいいんではなかろか、と思ってる。
そしてもっぱら聞こえてくるのは「日本ラグビー協会は無能だ」という罵り。
確かにお世辞にも素晴らしい運営をしているとは言いがたい。エディーさんが日本を去ったのはいいとして、その後すぐに日本代表監督を決められなかったり、サンウルブズのごたごたもあったり、先日の味の素スタジアムでのスコットランド戦の運営(特に観客の導線)には批判の声が渦巻いてた。
ただ、「じゃあ日本ラグビー協会はこうすべきだ!」という声はあまり聞こえないんだよね。
もともと「勝てば選手のおかげ、負ければ監督のせい」という考えが日本にはある。世界もそうなのかは知らないけど。でも運営側だったいいところ探しはすべきじゃないの?俺が協会関係者だったら萎えちゃうよ。
例えば今年はティア1のチームと3試合試合が組めたり(しかも秋はウェールズとカーディフで!)、去年のミナニアフリカに勝利したのだって日本協会の尽力がなければあり得なかっただろう。GMの岩渕さんもエディーと喧嘩しながらよく頑張ったと思う。
何より日本のラグビーの根幹をなすラグビー協会をdisってばっかりなのもあまり建設的な意見とは到底思えない。
とはいえこの文章は勢いで書いてしまったので、まだまだ自分も考察不足だ。今後はこの手の記事をいろいろ書きたいと思ってる。
最後に一つだけ。田中フミも堀江も「日本のラグビーをもっとよくしたい!自分は嫌われ者でかまわない」という姿勢は素晴らしいと思う。だからといってマスコミの前で公然と協会やレフリーの批判をするのはよろしくない。
喧嘩は内部でするべき。特に昨年のトップリーグの試合後に「あのレフリーは世界基準じゃない」というような批判はやや勝手に過ぎるのでは?と思っている。